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ドラマと映画の感想ブログ

映画「銀の匙」原作漫画の感想、たまこがハマリ役、恋愛要素も入れるのかな?

銀の匙の感想

3月7日に映画「銀の匙」が
公開されますが、その前に原作漫画を
読んでみましたので感想を書いて
みたいと思います。

ネタバレもしますのでご注意を(・∀・)!


あらすじ

舞台は北海道。
大蝦夷農業高校(エゾノー)に
通う生徒のほとんどは、
農業・畜産・獣医などに就く事を
目指した農家の子どもたちである。

その中で、
進学校で有名な中学出身で、
エゾノーには寮があるというだけで
入学を決めた主人公八軒勇吾は、
エゾノーの生徒たちが明確な夢を
持っているのに対し、
語る夢がない自分に
焦りを感じている。

敷地面積は高校の中で
全国一を誇り、
広大な自然と動物に囲まれ、
1年生は全員入寮という
慣習に加えて、部活動への
全員参加が義務付けられた
エゾノーで八軒の高校生活が始まる。

 

「銀の匙」の感想・ネタバレ

この作品をどのカテゴラリーに
あてはめるか、考えると難しいです。

学園生活を送っているところに
スポットを当てているので
学園ものと言いたいところですが・・・。

八軒の成長、例えば中学生の頃、
進学校で常に順位優越を
つけられる事が当たり前だった事を
離れて、いわゆる第一次産業を
基本から学んでゆく事で、
命の恵みをいただく場面や、
合理化を学ぶ事で生活のほとんどを
犠牲にしている産業従事者の矛盾に
直面し、そこを考察しているあたりは
畜産業にテーマの重きを置いているし、
八軒の、クラスメートアキへの思いも
見え隠れしているから
恋愛ものにも当てはまります。

第一次産業は、
自然や動植物を相手にしていますから、
利益や品質どれをとっても
一定にはならず天災や病原体の
影響も多大なものがあります。

作品の中でも、登場人物たちは
良くその事を口にしています。

鳥インフルエンザですべての鶏を
処分した養鶏場の話しも何気ない
会話の中に織り込まれています。

生産者が心をこめて育て上げた
家畜や野菜果物も、
風評被害という形で消費者から
「NO」を突き付けられることも
ありますよね、そういた事も、
畜産農家で生まれ育った
クラスメートたちは経験の中で
学んでいて、サラリーマン家庭で
育った八軒にも次第に影響を
与えていきます。

やみくもに努力をしても
報われるわけではなく言うならば、
将来のビジョンが定まっていない
学生が、クラスメートや教師、
自然や周囲の人々に影響を
受けたり与えたりしながら
成長していくという、
『ふつーの漫画』なのです。

少年漫画にありがちな『努力は
必ず報われる』的な作品とは
明らかに違います。

実家が離農し、家計のため家族を
助けるため退学の道を選んだ
クラスメート駒場の決意の場面では
涙が止まりませんでした。

やみくもに努力をしても
報われるわけではなく
『報われない努力に対しての理不尽』
もこの作品では取り上げられています。

けれどもそんな理不尽さを、
登場人物たちは時には豪快に、
時には諦めの境地で
笑い飛ばしています。

畜産農家の跡取りが多いエゾノー、
同じA班紅一点のタマコの実家は
共同経営型と呼ばれる大規模な
牧場なのですが、彼女の目標、
夢(野望?)はとにかくスケールが
大きいのです。

いずれは実家に就職はもちろん
父親から社長の座を奪ってやるのだ
と公言しています。

彼女の言葉は、一見営利にだけ
走っているように思い、
冷たく感じてしまう事もありましたが、
食への安全や信頼はもちろん、
畜産への合理性を真剣に
追求しているが故だと読み進めて
いくうちに気付かされました。

今、TPPの話題で第一次産業は
揺れに揺れています。

より高い収入利益を追求した
経営学を学ぼうとする
タマコのような若者の話しは、
これからの畜産業を模索している
人たちにつながるものがあるのでは
ないかと思いました。

タマコの兄で、
同じエゾノーの先輩真一郎は、
タマコとは違う考え方の持ち主で
大量生産よりも『無添加で安全性を
最優先に考えるべき』と考えています。

2人の議論はそのまま、
今の日本の食文化が抱えている
問題のようにも思え、
いつも考えされられます。

主人公の八軒は競争に勝つ事に
こだわりを見せる一方、
数学が実質『算数レベル』の
クラスメート常盤の勉強を
丁寧に見てあげたり、
うっかり発した一言で
ピザを作る事になり、
それを各学部の生徒や教師まで
なんやかんやで全力で
協力している様子が面白かったです。

こんな感じで、
八軒のお人好しぶりに周囲も
巻き込まれる事が多々あり、
すこーしめんどくさい人と
思われちゃったりする事もあります。

実習を共にしてゆくA班では、
体力のなさも露呈していますね。

さすがに進学校出身なので
一般教科は抜きんでていますが、

専門教科では、
クラスメートたちのレベルが凄いです。
さすが後継ぎ組、って感じで、
この分野では八軒も肩なしです。

クラスメートや先輩、
先生達とのやり取り、
特にギャグは面白いです。

個人的には
『ホルスタイン部』大好きです。

まさか乳牛をそんな目で愛でる
方々がいらっしゃるとは・・
ツボにはまりました。

特別な能力を持っている訳ではなく、
逆に『頼まれると断れない弱さ』
という一見マイナスな部分を、
個性あふれる人たちの中で
チラホラ見せながら、でも、
そんな八軒にみんなも手を
差し伸べ、協力しています。

そして、
明確な夢を持ちそれに向かって
ただ突っ走っているように見えた
クラスメートたちも、
それぞれおかれた家庭環境、
新たに芽生え始めた夢、
抱いた夢に合わない自分の
適性に苦しんでいる事を知ります。

家族との関わりもまた、
様々な登場人物たちが直面していく
問題となっています。

やがて八軒にも、
遠ざかっていた実家に
帰省しなければならない
出来事が起こり、
不本意ながら・・という状況で
両親と向き合う事になります。

初めての父への直接的反抗、
母との和解など、人間的に
成長していく八軒のその後の
展開に目が離せません。

映画「銀の匙」のキャスト

主演には中島健人を迎えて、
メガネ姿の八軒を熱演します。

情報番組で映画についてコメント
していたのでご紹介。
中島健人
「自分自身も八軒と一緒で未知の体験にふれることで
いろいろなことを勉強していったので、
八軒とは自然に重なり合える部分があったと思います。」
とのこと。戸惑いながらも
新しい発見があり、成長していく
姿を描いていますので、そこに
注目したいですね。

ヒロイン役は広瀬アリスが
起用されていますが、彼女もコメント
していたので抜粋。
「今までの自分とまったく無縁だったんですけど
この映画を通して色々経験させて頂いて、
スーパーに売っているお肉ってこういう作業があって
こういうことをしてから、こうなってるんだなということを
体験したので、食物についてのありがたみとか
変わりました。」
こういったことも含めて
考えさせられる作品なんだと
思いますね。

二人の恋愛もストーリーに
絡めてくるんでしょうかね?

そして皆さんも絶賛している
たまこ役は安田カナがキャスティング
されたようですが、かなりハマリ役。

映画「銀の匙」は3月7日公開です。

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